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出産レポートvol.5
さて、なかなかお産が進まないというのに、ぽよは相変わらず分娩監視装置のセンサーをぼんぼん蹴ってた。そして、時には外してしまうことも。
「さくらさん、陣痛止まった?」
と助産師さんが血相変えて飛んで来た時にも、やっぱりぽよが蹴飛ばして外してた。
楽しいのか嫌がってるのかはわからないけど、こっちとして「そんなもんで遊んでないでさっさと出て来てよ」な気分になったのは事実。

同じこと(陣痛逃がし)ばかりで飽きて来ていたというのもあるし、一回ごとに疲労がたまって行くのもはっきり自覚していたし。腹筋はすっかり筋肉痛で、陣痛を逃がすのもしんどくなってきていたし、陣痛の来ない時にもぴりぴり痛むし。子宮口は開かないし。

だんだんお腹も重たくなってきて、ナースコールを押して「いきみたいです……」と言っては、「まだやね」「もうちょっと」と言われるのを、たぶん、2時間くらいは繰り返したと思う。
最後には助産師さんに「さくらさん、もういいよ。ちょっとくらいいきんでも。ここまで辛抱強い人の方が珍しいよ。呼吸法知らない人は遠慮なくいきんでるけど、それでもちゃんと産んでるんだから」と言われてしまう。
それで、練習も兼ねて、といきませてもらったけど、はっきり言って、いきんだ方が痛かった(自爆)
でも、今更「やっぱりいいです」とは言えず、数回いきむ。これで子宮口8センチ。
「破水さえすれば進むんだけどねぇ……」
と助産師さん。

気分としては「今日はここまでにして、続きは明日にしよう」と言いたい気持ちでいっぱいだった。
もちろん、そんなことができるはずがないのは最初から頭でわかっていたけれど、ここまで身体で思い知ったのは初めてだと思う。
言葉にすると本当に単純なことなんだけれど。

誰も私の代わりにこの子を産んでくれない。
もう後に引くことはできない。
この子を産んでしまうより他はない。

こういうことを、本当に肌で感じた。
だから勇気づけられたとか、開き直ったとか、絶望したとか、そんなんじゃなくて、ただ事実として思い知っただけ。「事実」というものは、ただ「在る」だけでここまで重たいものだと、多分、初めて知った。

さて、助産師さんは「破水したら呼んでね」と戻ってしまったけれど、破水の感覚なんてわかるわけもなく。
何度も間違いとか、他の用件で呼んでしまった。その度に「破水した?」「破水じゃないんですけど……」とまぬけなやりとりを。

そんなことを繰り返している間に、今度はどうしようもない眠気に襲われた。陣痛間隔はまた徐々に伸びてきて5分。
とろとろしてきたさくらに、助産師さんは「眠れるなら寝なさい。陣痛間隔が1、2分になったらとても寝てられないよ」
曰く、「そうなる前に、神様が5分の眠気をくれる。それが最後の恵み。これをものにできるかどうかで違ってくる」そうな。

けれど、ぽよ大明神は実に気前良く、私に「最後の恵み」を何十回と与えてくれた。
いつしか、意識は遠くなり、陣痛にまた引き戻され、波が引くとまたいつの間にか眠り込み……を延々と繰り返していた。
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【2005/08/28 22:17 】
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